わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

イップマン 葉問 *感想 ネタバレ*

イップマン葉問、という映画を見ました。

イップマンの二作目でしたね。

 

武館開館→魚市場乱闘→武会入会申請→拳闘大会

 

一家で引っ越してきましたね、香港に。仕事もなく借りた屋上で弟子待ちしておりまして、弟子志望者を叩き入門させ、一言目に、稽古代をいただこう。い〜い笑顔で金をせびること清風のごとし!!

 

長谷部顔だからなのか爽やかに感じれますし、嫌な感じもありませんね。純粋な人間なのです。

 

弟子が張り紙する際、糊をつけたブラシを口に咥え張り紙に、顔を上下し塗り貼る、この合理さ。

出来る弟子です。その後他流派と喧嘩し、多勢に無勢、この糊ブラシ弟子は拉致されるのですか、拉致場所はどーこだ!クイズとしてかなりの難問です。助けに来たイップ、弟子どこだ?と、魚市場の一角。市場の人間が集まり不穏な空気、

 

あれ、、、居ない。

 

糊ブラシ弟子がいない!!まさか…解体されたか…!と不穏な空気の中、生け簀からビチョぬれ糊ブラシ登場!!びっくりしましたね。

 

そこいたんか!!

 

で、乱闘。詠春師弟、逃げようとしますが、多勢の上に出刃包丁やら、棒やら持ち出され、あわや…。イップも包丁をもぎ取り二刀流で応戦、その際、私は見てしまいました…。

 

イップ、包丁をくるりと刃を自分側に向け構えます…。まさか…不殺の誓い!?

 

はい、いました。剣心です。逆刃刀宜しく、出刃包丁で斬りつけるでなく、刃横の面部分でペチペチ叩く叩く。もう、用途としてはハリセンに近い感じですな!!

 

て、逃げ切れず追い詰められたところに、なんと若獅子、前作のお礼参りとばかりにヤング千葉真一ことカン師父登場!前回の山賊ぽさを捨て、髪を伸ばし一気にDA PUMP風市場系肉体労働者に昇格。感動の再会です。

 

でなんやかんやであります。サモ・ハン・キンポーも登場。エライ師匠のようです。で、サモハンの家族団欒食事シーン。子沢山で10人くらいいますかね、その中で1番はち切れそうな少年、多分長男にむかい、おい最近食欲ないな、と1番はち切れそうな少年へモヤシを箸で食べさす可笑しみ!まぉ、長男大事すからね。パンパンの長男細い野菜食う。その可笑しみ。

 

で、白人とボクシングをします。その相手の白人ボクサー、粗野で粗野で嫌になっちゃいます。しかし、体つきはもうステーキにしたら美味そうだなといったところ。朝飯もサーロイン食ってんでしょうな。

 

白人さんにサモが倒され、お礼参りにイップマン行きます。圧倒的な体格差、痛そうなパンチをもらいつつ、イップマン戦いますよ、蹴って、関節使って!!しかし。途中で蹴り禁止令!!こりゃまいったなぁ…。得意げな顔のステーキマン。まぁ、そんな得意そうな顔してもやられますわな、勧善懲悪ですからね、世の中はそうでない分、映画だけはね。お願いしますという所です。

 

劇中、またいいこと言っとりましたなぁ、イップマン。

 

争わないために、戦うのだ。

 

なんとも、良い映画でした。

 

あと。武会入会のシーンなのですが、門下生ー同、各派閥のネームが胸から丹田にかけプリントされたお揃いのTシャツ着ています。あれは現代でいえば中学名を背中一面にプリントされたTシャツを後ろ前を逆に着ている、珍妙さ。しかし、お揃いという魔法により。すんなり違和感なく入ってくるのです。

 

集団心理の凄まじさ、ここに極まれり。

 

良い映画でした!!