わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

漂流教室 *感想 ネタバレ*

漂流教室、見ました。映画版です。

 

 

 

この令和の時代にスコッーンと頭を撃ち抜かれるような怪作です。色々詰め込まれた楽しい作品でした、

 

登校→異次元→校内で問題多々→よし、生きてこう!

 

なんとも惹きつけられる作品でしたね。

まず、初っから三田佳子、風呂上がりの息子に乳揉まれます。どんな映画なのか、まず引き込まれます。年頃に見られる朝食FIGHTを経て、息子オモチャのようなチャリで登校。ウィリーで華麗に!

 

で、学校ホームルーム中?に即異空間飛ばされます。学校ごと。ポケモン並みにキツイフラッシュ、揺れ、子供達の阿鼻叫喚。あれ!女の子が!回ってる!!教室内天井近くグルグル回る回る、その回転、ルーレットマン(だいじょうぶだぁの名物コーナー)の如し!!スポーンッと窓の外に飛び出してさよ~なら~。

 

校舎に砂砂砂。窓から砂が入ってくる入ってくる。で、パニックでさぁね。落ち着いて、電話探して、繋がらない。助けこない、さぁどうしよかぁ。飯配給制3週間くらいしか保たない計算。詰んでます。一日一人コップ水一杯、分量的に観葉植物ですね。

 

で反乱、用務員みたいな人が、錯乱。食堂で暴れ、子供二人に取り押さえられる。そこは大人パワーがあります。追い詰めます、子供を。しかし顔にグツグツのパスタを鍋ごと浴びて、顔半分赤いマンに変身。怖いです。

 

で、ここが漂流教室の肝なのですが、子供のピンチを感知した母がバットを、学校があった土地、現在奈落の土地に投げ込む。

 

はい。息子、襲撃されながらもバットキャッチ。で、半分赤顔の頭パコーン!

 

???

 

まぁ、今や3Dプリンタで家も作れる時代ですからね。異次元にバットが届いたくらいで、細かいことはいいっこなしよ。

 

で、閉鎖空間のお決まりの面倒事はひとしきりこなします。

 

なんやかんやで、冒険に外に行きます。竜巻発見。切り絵のように子供達が、ウワーと竜巻内を浮遊。で、帰るか!と帰ってみれば、基地として使った学校がちろっと違う?何だ何だ!と駆け寄ってみれば、校門の所で、ヨコハマメリーさんかと見間違うほど白塗りの少女。ドキリとします。

 

たくさん死んだ、どこいってたの?

 

いや、今朝出て帰ってきた所だよ。

 

もう2ヶ月も待っていたのよ。

 

???

 

インターステラーSF映画)を見ていたので、理解はすぐできましたが、時間の流れが違う!!

だからヨコハマメリーさんなのか…。多分違うな…。

 

で、タガメみたいなデカい怪物も出るのですが、そいつを止める為には学校の先生(マドンナ先生)がビアノを弾く→ずっと弾く→ずっーと弾く→タガメに変化(爪なのですが、和音いきなり綺麗)。

 

???

 

まぁ、なんやかんやとありまして、現代のシーンでは、落ち込む三田佳子、取材を受ける専門家(何の?)外見ダフ屋。知的な事を言って御座い。

 

子供達の行き先はいつだって未来しかないんです。

 

ここ来て、真理を突きだすダフ屋。子供は、どこでも頑張れる的な、良い事を聞き三田佳子、得心がいく。

 

で、どうやら竜巻に入れば帰れると言い出す始末。もちろん確証なし。異空間に一緒になって紛れ込んでたチビっ子を軽いからって理由で竜巻に入れて現代に返そう運動(確証なし強)。帰るならコレを!と、主人公、ロケットネックレスをチビっ子にわたす。ロケットの写真は三田!!

チビっ子は竜巻に入り、特殊漫画根本敬の世界のような空間を三輪車で漕いで帰っていく…現代へ…。

 

生き残った少年少女、

 

早く子供を産もう

 

ん???

 

多分小5くらいだよな。と思いつつ終了。

 

???いやークラゲに刺されたことないのですが、多分こんな感じなんだろうなという痺れに似た疲労感。

 

これは見れる機会があれば、時間を捨てたと思って是非見てください!!楽しい作品でした!!

 

因みに3週間しか保たないはずの食料量なのに、2ヶ月も待っていたのよ…と言って、生きている不思議。どうしてたんでしょうかね?沢山人が死んだのよ…。え、そゆうことなんですか?まさかのカンニバル映画疑惑。

 

そうすう、砂漠に学校ごと移動するのですが、外での活動中映る校舎は、「はい、吾郎さん!」でお馴染みの、ほん怖のCMに入る時の紙芝居みたいな美術です。

 

色々好きでした、この映画。