わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

野球少女 *感想 ネタバレ*

女性であること男性であること、それが

長所であるか短所であるかは関係無い。

 

 

 

野球少女、という映画見ました。

早速の劇中台詞ですが。とても良い映画でした。

 

私、野球のルールがよく分かりませんが楽しめました。成長の物語ですね。主人公だけでなく皆が成長していくのです。絡み合って、いがみあって、それが形を変えて、支えになって。進んでいくものですね。

 

卒業間近の野球部の女性部員が、野球のプロになるまでの葛藤でした。

 

総じて、周囲の人間が良い奴ばかりでした。

部活の監督も、幼馴染みの部員も、最初は厳しめのコーチも。

 

進みたい道に進めない主人公スイン。野球のプロになりたい。そこが、芯ですね。野球に関わる仕事でなく、野球をしたい。その為に今何をすべきか。悩みますね。

 

スインは初志貫徹をしています。ずっーと野球のことを考えて、周りの目なども気になりません。高校に入るまでは話題の女性野球選手でしたが、いざプロとなると。女性ということが問題でなく、単に野球の能力が足りない。そこをどう補っていくか…。

 

諦めない人間の強さ。そうゆう人間は周りは関係無いのですね。自分がどうしたいのか、どうすべきかにフォーカしっぱなしです。それは難しことですが、スインやっちゃってます。

 

自分の長所だったものが状況の変化で短所になれば、長所の何が長所だったのか。本人は探りきりませんが、見ている人はいるもんで、ズバリ!スインに教えます。

 

ここじゃー!

 

ここは、周囲が見てくれていてわかること。ありがたや〜。スインには目を引かせる、何かはあるんですね。それはやはりスインの諦めない努力が光っていたのですね。努力とは同じ事を繰り返せること。それをやっている人を、努力を知ってる人は分かるのですね。

 

分かったら、そこを相性の良いものと組み合わせて、それを磨く。研いで研いで研いでいく。

それを形にして自分のものにしていく。

 

これが現実には言うはヤスシ行うはキヨシ(ヤスキヨ(勿論、言うは易し行うは難し、の意!))。

 

しかし挑んで行きますね、スイン。家でもゴタツキがあります、流石のもスイン気になります。が、やっぱりどこか他人事!母さんに怒られ、喧嘩します!家族喧嘩!野球諦めろ!生きてくだけで大変なのに、何故さらに苦しむのか!!スイン、了解的なをこと言いますが、そこはスイン!分かったけど、やりたいことはやっていく強さ!かっこいい。母さんのモヤモヤも分かりますが、もうしゃあないよ!

 

なんだろうな。お母さんの言い分正解です。スインのことをお母さんなりに考えての主張ですので。しかし、いくら母さんが正しくても、そこまで芯の強いスインには通じないのかもと思いました。私も今後これに近い状況になったらば、相手が法に触れる事をしてなければ、伝えるだけに留めるべきか…。もしくは大事な物を一斗缶で燃す!!こちらを学べました。

 

家族にはやりたいことがあるけど、自分はそれを応援出来ない。よくある事なのかと思います。

そっちに進むと危険だよと予測出来るので、止めるのであって、意地悪では決してないんですよね。相手を想って、それが相手を縛り付けたり、苦しめたりしちゃうんですよね。

 

うーむ。深い。深くは無いか、何でしょう?正解の表現は。

 

思い浮かぶ事、いくつかあるなという映画でした。とても良い映画です。

 

ちなみに、スインは梨泰院クラスというドラマにトランスジェンダー役で出演されている女優さんということです!前髪重めの真ん中分けトランクスみたいな髪型がとても良いですね!