わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

犬神の悪霊 〜何故70年代邦画のキャストは何故あんなに肌が黒いのか〜 *感想 ネタバレ*

犬神の悪霊(たたり)1977年の日本映画です。

 

 

 

やはり安定の昭和!東映

不穏につぐ不穏、見どころ満載でした!

 

ウランの鉱脈探し、祠破壊、結婚、祟り始まる、お祓い、嫁死亡、やり切れぬ思い、村八分、犬の不幸、土蔵で発見、犬神発動、火葬中起き上がる。

 

ぱっと、書き出してもイベント目白押しな感じです。日本の映画はこうであってほしい!と、私的太鼓判をおせる力作でした!

 

オープニング洞窟内の風景、祠のショットから始まります。祭囃子に合わせて女性の”イイーヤッ”とか”ホーヤッ”という声がミックスされたプリミティブ盆踊りサウンド。一気に引き込まれます。

 

都会からウラン鉱脈を探しに来る主人公加納と同僚。ジープで登場。村の子供たちが柏の葉?らしきものを仮面にし「わぁーい」とジープに特攻してきます。その様子まさにギブミーチョコレート。何しに来たのと問われれば、加納の一団「たからさがしだよ!」ウーム御一党さん、お顔の色が黒い!

 

山道を走るジープも休みます。川辺で遊ぶ二人の女性を発見、加納鼻の下のびますね。しかし、齢20前後の女性が全裸で川遊び!村の寛容さを感じます。最初っから泳いでいるのなら、分かるのですが、ある程度の中距離をはしゃぎながら川岸疾走しています。靴は履いてる様子。泳ぐ手前で脱げばいいのに。このサービスショットこそ昭和映画の”つかみ”ですね。

 

女体鑑賞後、ジープは山道をひた走ります。

 

はい、ここで物語のポイント。

 

森の中、計測器を使いウランの鉱脈を発見。喜ぶ一同。さぁ、移動だというところで、道の脇の祠をジープで引っ掛けて破壊します。ついでに犬も轢いてしまいます。飼い主の男の子が来て、「許さんぞ」とごめんなさい確定の憤怒の形相。「気分悪くなった!」などと運転手が悪態をつき、しょうがなかったと慰める加納の一団。昭和の命の軽さが、また怖いですね。私が見る限り、停車すれば回避可能でしたね。

 

半年後

 

結婚式しています。全裸泳ぎ女子の一人と、加納。式を挙げてます。盃を飲もうという瞬間、許さんぞの少年がパチンコを撃ってきます。どよめく式場。許さんぞ少年の名がイサムと判明。逃げるイサム。

 

畑の道でイサム、姉ちゃんに顔を張られます。往復です。「なんであんなことした!」「あいつが太郎をひき殺した」と抗議のイサム。姉ちゃんと花嫁は親友らしく、ということは全裸の片割れが姉ちゃんと判明。問答の途中バイクの集団が現れ、「折詰じゃー!」と、風呂敷を投げていく不思議。畑に無残に撒けてしまいます。どうやら、イサムと姉ちゃん、村の嫌われ者のようです。犬神すじと呼ばれています。

 

一緒に謝りに行こうと走る姉弟。車で都会に向かう途中の花嫁一行。運転するは新婦父。姉弟を確認しますが、はい、スルーしてしまいます。つくづく不運な犬神すじ。

 

はい、ここまでが、映画の前置き部分です。

ここから少しづつ加速していきショッキン映像の大名行列となります!!

 

まだ、映画は続きます!!とりあえず、理解の範疇はここまでです!!