ドゥーーーーーーーーーン!!!!!!!
と!
合わせて見ました。
先に映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーが「デューン」の映画化を考えており、その一連のドキュメントが「ホドロフスキーのデューン」です。そして、ホドロフスキーが映画化を断念したあとに、デビット・リンチ監督が作ったのが「デューン 砂の惑星」という流れですね。
色々ありますよ、そりゃ。人生色々…いろんなことがありましてホドロフスキーは断念しました…。沢山有能な人を集めて、この作品を「預言書」にする!!!と息巻いておりました。が、予想以上の構想に肥大していく費用、映画会社との折り合いがつかず泣く泣く制作中止…。
そして伝説へ…。
で、数年後にカルトの帝王デビット・リンチ監督が制作!!それを制作中止になったホドロフスキーがこう言ってました。
「やった!失敗作だ!!」
嬉々としてインタビューで言っているものだから、思わず笑ってしまいました。デビット・リンチ自身も自身の作品の中で唯一、触れない作品、隠したがっている作品らしいと言われているようです…。
が!!
私は「デューン 砂の惑星」!!とても楽しく見れました!!設定が大宇宙のスペクタル!!スパイスなる麻薬を求めて世界が動く!そこに絡む帝国や領主の利権!!ちょっとの魔法!レトロな銃!尖ったセンスの衣装!!どれもこれもホゥーと唸るようなバランスのオンパレード!!
まぁ、ざっとのあらすじ。
帝国の偉い人が、他所の領主を争わせて、帝国の威権を安泰にしましょうよ!そのためには、スパイスの採掘権をハルコネン家からアトレイデス家へ移して、お互いに遺恨を残し、争わせましょうよ!
という明快なストーリー!!
ですが、各キャラクターの異様な外見!色々と興味深いものがありました!
まず、帝国の王様に指図する、デカい肉塊!培養器の中でフヨフヨと漂いながら、命令をします!しかも、体からピピピと光を発し惑星を作るというスグレモノ!!なんだろうか、コレは!!
そして、魔女と呼ばれる、頭を落ち武者よろしくきれいに剃り上げたなんか声で人を操る月代スタイル外人魔女!!その魔女の弟子に主人公の母ちゃん!!横浜銀蝿もひれ伏すデッカいリーゼント!!授業参観もあのスタイルなのか気になるところではあります!!対する、ハルコネンのボス!顔がブツブツなのはしょうがない、けども腹のボタンを押すと浮遊するバルーン野郎!!なのに残虐!!甥っ子にスティングがいます!!その周りの奴ら耳を折り畳み縫い付け、柔道部も真っ青の餃子耳!!まだまだ沢山いるんすよ!!特徴的な奴らが!!!
もう、人物デザインだけでお腹いっぱいです。
ホドロフスキーは言っておりました。
「失敗しても構わない、それも1つの選択なのだ」
いい事言うね!!ホドロフスキー!!
ちなみに、ホドロフスキーの考えたデューンのイメージ画集みたいなものがあるのですが、ブロックのような厚さです。そして、彼が言っていたように、彼が考えたイメージがあらゆる映画のシーンで使われているようです。
預言書と言っていたのは、現実となりましたね。
ホドロフスキー嘘つかない!!
ホーリー・マウンテン!エル・トポ!!!