「ディナー・イン・アメリカ」パンク!ハラキリ!お前さんはもうサラリーマンにしか見えないそのスタイル!!!
絶対に〜〜〜〜従わんンンンン!!!!!!
いやー良かったです。
期待せずに、見ていました。はい。白状しますわ。しかし、ラスト一時間、瞬き忘れてました。目がカラッカラになるほど魅入りました。
薬物を売るモヒカン青年。ひょんなことから放火し、指名手配。ペットショップをクビになったイケてない女の子の家に居候。女の子はあるパンクバンドを追っかけていて、実はモヒカン青年がそこのボーカル。という。わかりやすい話。でもね。何がいいって。このモヒカン(常に垂らしている)青年の言動よ。一貫してますからね。やられたらやり返す、マッチョ二人組にボコボコにされる。それで良しとしないのよ、彼は。貧乏なのに有り金全部はたいて、知り合いに車とバットを借りて、そして猫の死骸を持って、徹底的にやり返す(やり口は本編参照)。それはもう完膚なきまでに。
で、メインの女の子のイケてなさがまたいいのです。多分遠視の眼鏡をかけていて、冴えない、ほんとに冴えない女の子。普通、眼鏡はずしたらなかなかの美女ていうのが当たり前ですよね。ですが、ところがどっこい、眼鏡外しても冴えない!外したら外した分だけ磨きがかかった冴えなさ!!もう、冴羽遼って言葉が頭に充満するほど冴えない!!!
そんな彼女がモヒカン青年との行動を通して、どんどん自我を確立していく!歌まで歌い出す!歌は美味い!!だか、最後まで冴えない!!革ジャン着ても、冴えない!!!そこが何だか信頼をおけるんですよ。
最後に納屋みたいな所でバンド演奏をするのですが、そこもまた、チェーンソー持ってブギーマンが居てもいいくらいのThe納屋。そのシーンがカッコイイの極みですね。「俺たちは従わない!!」と、目出し帽を被ったボーカルが叫びます。
正しく、パンクはこうあれ。
の姿キラキラです。最高でしたね。この作品は。
で、件の猫の死骸を使った報復シーンなのですが、やられたらやり返す。そのスタンスに、則ってもし日本の報復だったらとどうしようかと考えますと…。
1に、命に危険はない。
2に、他の人に迷惑をかけない。
3に、しっかり傷跡を残す。
この3つを成就させるとなると…。
被報復者の一人暮らしのベランダに忍込み、買ってきたばかりの避妊具を解し、ベランダに掛けられている物干し竿に解し避妊具を注連縄のように張り巡らし、借りてきた習字セットで和紙に大きく「ECO」と書き殴り、デデンと物干し中央に貼り付ける…。
さすれば、近所の主婦連中からは使用済みの避妊具を干し、再度使う気なのね〜。と、時代にあったサステナブルな考えの持ち主と噂になるとともに、注連縄、和紙から連想される日本の心。神社を、模したありがたいスポットとなることは明白。そして人々の心に刻まれる…。
そう!!!
ECO大社!!!
アメリカの仕返しがそれなら、日本はこうですよ!!!!見知ったか!!!!喝!!!!!
ちなみに、
こちらと
こちら!!
先の商品を後の商品に忍び込ませれば、完璧なサラリースタイル!!誰もあなたを疑えない!!!あなたは額に汗する、サラリーマン!足で稼ぐ、潰した革靴の数も知れぬ、サラリーマン!!
報復とは斯くあるべし!!!!
浅野内匠頭じゃないが腹切ったつもりで宜しく哀愁!!