わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

「ガガーリン」ここから先の未来に行きたきゃ、持ってんだろうなぁ…!!サンポールをよぉ!!!!!!!

ガァガァリィィィィィィィんんンンンヌゥゥゥゥゥウ!!

 

これもう、ご覧のヴィジュアルイメージ↑が秀一ですよね。フランスの映画です。

 

昔、宇宙飛行士のガガーリンの帰還?記念に建てられたガガーリン団地を老朽化のために破壊か否か調査することになります。そこで、団地に住む青年が老朽化を指摘されないよう、修理していくうちに育む友情とか!恋心とか!そんな映画です!!

 

頭いいんですよね、主人公が。なんか電気工事士じゃないと分からんだろうに、という団地内の電気系統をひょこらひょこらと直していきます。まぁ、電球の球が切れての交換くらいは私とて出来ますが、なんと彼…

 

エレベーターの裏手、いわばエレベーターの自動ドアが開いたら昇降機がなくて奈落にさよなら!の部分。ですね。そこに入り込みなんだかカチャカチャと配電盤をいじってしまうのです。

 

見る映画ジャンルはアクション過多!の私としましては、ミッション・インポッシブル一作目の序盤のシーン

 

仲間がエレベーターの昇降機の天井裏で、パソコンパチパチしてたら、上に向かって昇降機ドーンッ!!で、お仲間御陀仏!!!!のトラウマがありますので、ハラハラしてしまいますわな。

 

エレベーターの裏側なんてろくな目にあわんぞ!!!

 

と、老婆心ながらフランスの若者に申したいわけですよ。

 

でも、こちらの映画。スパイなんぞ出てきませんので血生臭いシーンはありませんでした。

 

ちょっとガッカリ!!

 

全編を通して、洒落た空気感が流れております。ラストにいたっては重力の理から放たれる主人公。もう、ただただ映像美に全振りという感じです!綺麗ですよー。団地のワンフロアだけ電気が点いて暗闇に灯るシーンは。なんともね、宇宙ステーションを彷彿とさせる団地ですね。

 

物語終盤は、立ち退きで人の居ない団地に一人で住む主人公。この孤独が宇宙で一人ぼっちという比喩なのかなと思いましたね。

 

あ!そうだ!孤独じゃないです!一人ヤクの売人の兄ちゃんもいました!そんな彼の特技は…

 

旋舞!!!

 

俺の特技を見よや!!!と、言わんばかりに、回りに廻ります!それにつられてカメラワークも周ります!!彼はあんなに回って大丈夫か!!心配になります。

 

御存知ですか…

 

人間は回り続けると…

 

どうなるのか…

 

………。

 

あれは学生の頃の話です。厳しい校則に縛られ何も面白みのない日々の中で私達は見つけたのです…。

 

誰にも罰せられない。教師さえも口出し出来ない一つの遊戯を…。そう…危険な遊戯をね…。それは…。

 

 

 

 

休み時間に便所に集まりグルグル回る!!!!

 

ノーアイテム!ノーコスト!身一つあればいい!最高の遊戯を見つけてしまったのです!!

やり方は簡単!フィギュアスケートのようにただ一人廻る!!フォームは、頭を左右どちらかの肩にくつけ、その場で力の限り回転しつづける(大体100回前後)!!自らの平衡感覚が悲鳴を上げ、その身が倒れるまで!!それを皆で囲み順番に行い、皆で囃し笑う!!超ド級の原始的な遊び!!

 

そこで我々は知ったのです…。いや、思い知ったのです…。

 

人間が回り続けると…。

 

その答えは…………………………………………!!!!!

 

ギャァアーーーー!堕ちるゥゥゥゥゥウ!!!!!!!

 

と、平衡感覚がぶっ壊れ、何処かに落下していく感覚!!恐怖!叫びます!叫ばずにはいられない!

 

CAN'T STOP SCREAMING!!!!!!!

 

それを見て笑い、順繰りに、次は俺の番かと、舞台は便所の真ん中スタンドアローン、からの〜

 

旋舞旋舞旋舞旋舞旋舞ッッッ!!!

 

便所でやるには意味がありまして。倒れたくないんですよ!床汚いから!!だからこそ、倒れまいとする努力!!その様を皆で喜ぶ!!

 

不撓不屈!!!

 

だが、倒れてしまうんですよね結局。

いまにして思えば、脳とか体によくなさそうだなと思いますが、戒律厳しめの学生には最高の遊戯でした。

 

なのでよくわかります…。

 

公共の便所こそキレイに!!

 

 

 

ブチ撒き!擦り!そして廻れ!!

 

倒れた先に得るものは!!

 

不倒不屈の精神!!

 

未来を生き抜け!!!

 

届けこの思い!!

 

クワッ!!

 

ギンッ!

 

 

 

 

 

 

ビシッーーー!!