わたし。みました。

最新作に疎い私が、一昔前の作品を見て、感じたままお伝えします。

新解釈 三国志 ~前評判は大概当たり~ *感想 ネタバレ*

 

 

 

新解釈・三国志

いい俳優さんが揃っているなぁ。といった、2020年代の日本俳優名鑑ですね。

とてもテンポが良かったです。三国志好きの方にはテンポが良すぎて、物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。

 

だって、三国志ですからね。二時間ちょっとでは語りつくせないですね。

 

良かったのは、やはり貂蝉につきますね。渡辺直美さん扮する、絶世の美女貂蝉。悪玉の親分董卓に召され、呂布との確執を生むために送り込まれます。

 

もう、コミカルにつきますね、貂蝉。踊り、目くばせ、吐息のような掛け声。たまらなく妖艶です。ですが、そこは渡辺。ハッとします。女優さんとして、完璧にこなしています。

 

時代によっては、平安美人という言葉があるように、現代では有効ではない美人が跳梁跋扈していたのですね。過去は。あの当時の、今でいう美人はどういった扱いだったのでしょうか。草葉の陰で、歯噛みでもしていたのでしょうか。可哀そうに…。その代わりに平安美人が、権力者の横にへばりつき得意顔で傲慢知己なこと言っていたのかな…。で大口開けて、おはぎでも食べていたんでしょうね。だって、その時代の美人の特権ですもんね。

 

私は、渡辺直美さんはとてもかわいらしく感じています。ユニークで多彩ですからね。

 

今、平安美人を調べた所、定義は

 

「艶のある長い黒髪」

 

らしいです。とにかく、髪の質の良さが重きを置かれていたようです。人によっては7,8メートルあったらしいです。火事場の脱出用の紡ぎ合わせたカーテンの代わりにもなりそうですね!

 

平安美人の定義は「おてもやん」な顔立ち。と勝手に思い込んでいました…。うむ、調べるってことは必要ですね!

 

作中の貂蝉の死に際。まさしく。私の疑問を捉えてくれたかのような死に際でした!死に際の貂蝉の足元に脱がれた服?肉?とても良い作りに見えました!

 

はい、新解釈三国志。まったく読んだことのない方には、三国志がどんな流れなのか、なんとなくさわれるかなと思いました。

 

貂蝉の抜け殻、蝉という字を持っているだけはあるなぁと思いました。