韓国映画、スタートアップです。
マ・ドンソク出演です。
不良、家出、ジャージャー麺、オカッパ、詰まってます。
韓国映画は何であんなに御飯が美味しそうなんでしょうか。作中のジャージャー麺も、黒くギトついてとても美味しそうでした。
マ・ドンソクがオカッパで登場。不意をつかれました。マ・ドンソクといえば、その体躯から暴力が滲み出て、お顔を見ると愛嬌を感じる、稀有な俳優さんですね。優しい暴力団員の役が多めです。
昼間は厨房で中華鍋をフリフリ、夜はTVでTWICEをはしゃぎながら見て、一緒に踊る。これは…どんな役なのだろう…。しかし、マ・ドンソクのダンスずっと見てられる。不思議なトリップ感があります。
段々と進むに連れ、マ・ドンソク本来の自分に戻っていきます。そうでなくちゃ!
しかし、主人公はマ・ドンソクではありませんね。サンピルという気の良い不良です。舐められたら、追跡します。そして、喧嘩は強くないという、三枚目な役どころ。子供扱いが嫌いらしいですが、良い奴です。
サンピルが成長していく、というよりも自立し、親子関係を修復していく物語です。
そのサンピルとマ・ドンソクの同僚に、知ってる顔がありました。配達専用員の男性、いつも小銭を落とす彼。杉村太蔵(似)氏ではありませんか。努力家で、夜の屋上で鍋を振る鍛錬、杉村氏。同僚の危機には鍋に豆を仕込み登場します。カラオケでは親を連想させる歌で、涙します。良い奴です。
この映画を見ながら、どこの親もうるさい事を言うのは、同じだなと思いました。子供の事を心配して叱るのですが、子供にはうるさいだけ。それも同じなんだなと。言われている時は聞けないもんですよね。親の気持ちも子供の気持ちも分かる。
それが生きてるうちに分かれば、儲けもんですね。
親の気持ちをいつか理解出来た子供は、親になった時、自分の親のようにはならないぞ、という思いを胸に、また子供に対し、接し、指導していくのです。内容が変わっただけで、叱るのは同じなんですね。それが人の生活、親子の営みなのでしょうね。そこから逸脱してしまうと、道から外れてっちゃうのかなとも思います。
スタートアップ、良い映画でした。
特に、照り照りに黒光るジャージャー麺。
明日食べたいなー。
マ・ドンソクのオススメ映画。
・悪人伝
・犯罪都市
とても役にハマっています。良いです。